開演日が近づいてまいりました、「第一回 旅するカタリとお友達」

旅するカタリを率いる姜信子さん。この顔合わせを「説経祭文もデロレン節も江州音頭も河内音頭も、その源流には説経があり、山伏祭文があります。そこで今回は源流を同じくする説経祭文と浪曲、地べたの声で歌い語る「カタリ」の共演です」と述べています。声で繋いだ時の流れは、400年を下ります。

関西では、なかなか直に聞く機会のない浪曲はもちろんのこと(それも飛ぶ鳥落とす勢いの玉川奈々福さん!)、「説経祭文て、なあに?」という未知の芸能へ興味津々の声がひときわ高いです。わからなくても、よいのです。三味線の前にふわりと身を置いて、声の響きや音の礫をそのままに浴びていただきたい。まずは、そこから。

いまの私たちからとりあげられてしまった、実はとても近しい間柄だったはずの「カタリ」という芸能の存在。まさに一期一会。ご予定の合います方は、どうぞご一緒いたしましょう。

※ちなみに、山繭色の着物を召した奈々福さんの隣で呵々大笑。玉川太福さんの福笑い公演は翌月弥生、修二会の頃。姉弟続けての奈良お目見え、実は偶然なのです。こちらの詳細は、企画運営「サトリデザイン」へ→https://satoridesign.jp/