まめすず
陽射しは春の色。
猫たちは相変わらずストーブに群がって、ぬくぬく。
ああ、よく眠った。
そろそろ、うごきだしますよ。
今日はどんな夕暮れでしたか。
忘れて下さってよいのです。
思い出すことを手放さなければ。
いちめんにうずくまる、すてられた記憶に触れていられるならば。
やっぱり3%くらいヘルシンキ、 吹雪の札幌駅。
音曲を失っても、喉仏を震わせるところから始めたらよいだけのこと、か。 明解。