8月31日。 わすれてた。 今年は浴衣に触れていない。彼らを纏えるのは、いまのうち。桐箱を開け、一年ぶりのこんにちは。 絞の凸凹のおかげで布が肌につかず離れず、風が通り抜ける。奈良晒の麻帯をきゅっと締め。 あふれる夏を抱く心地。
まめすずの菓子を常設して下さっている、奈良「古書喫茶ちちろ」。 (Click!) 今の世の、漂白されたカフェの有り様とは真逆をひた走る、「すこぶるいいかげん」な喫茶店です。 しかしながら この、呆とした空間を愛するお客さんも思いのほか、多く。 暑い日も寒い日も、のんびり開店しています。