Text Size : A A A
Img_57e71b078553d4e70b8586927f270f3b


ねこの逞しさとしなやかさに、あらためて感服する日々。
すらりと小柄なもも子が、もうお母さんになるなんてねえ。

みーみー、みーみー鳴く仔猫たちを、ていねいに丁寧に舐めて慈しむ。
静かな寝息が聞こえる。
すくすくと育っておくれ。





















Img_323dbc2666510143fd15a615bea595f8


陽気も朗らか、底には微かに雨の匂い。
そろそろです。
水無月の透明な声が響き出すと、木の実のキャラメルクッキーもお休みが近い。
蜂蜜たっぷりのキャラメルが、かりりと香ばしい季節までおあずけ。

































Img_f25a40ed4a1044900827dffd3775eb87


過日。
電車を乗り継いで、北へ。
マスターに会いに行く。
毎週のように立ち寄っていも、3年ぶりでも、淡々と常に同じ態度なのである。
佳い珈琲と、食べ物と、アイリッシュ音楽に満ちた小さな空間は、開店35周年。
食堂やら、本屋やら、お菓子屋やパン屋が現れては消えてゆく、賑やかな街。
その一角で今日も、ぽわんと明かりは灯る。

始めることは、案外に容易い。
続ける姿に、器量があらわれるのだから。
変わらずに、居てくれることの有り難さよ。

そんな場処を糧に、日々を紡ぐ。








































Img_2f3a79b357876c588c0184680b6099c5


この卵の殻のように壊れやすい、にんげんという形が今日も無事とは奇跡よ。
というくだりをお話で読みましたが、ああ、まさにほんとうのこと。

年々、もうあえないひとの顔がふえてゆく。
遺していってくれた柔らかい記憶を思い浮かべる。

誕生日が巡るごとに、感じ入る。
じぶんのてのひらは、まだあたたかいと。