南の街からレモン到着。うれしくって、箱のまわりを小躍り。まずはレモンカードからこしらえよう。

京都は雨もよう。
水気を含んで皮膜などが潤ってゆく様を、北の言葉で「うるける」と申します。
「明日のために豆をうるかしておく」。身体にしっくりと馴染んでいる言い回しです。

オーガニッククリームチーズケーキ。
あらかじめスパイスでコンポートにしたプルーンと合わせて。本日は、ぴりっと丁子が効いた大人味。
クラストには、せっせと拵えたオレンジピールを。

もりもりくるみタルト。豆乳のキャラメルヌガーにピスタチオフィリング。
そして、これでもかと胡桃。たくさん入ってると嬉しいから、ためらわず、どんどん投入。
とはいえ、どの菓子にも、果物やらナッツやらもりもり入れがち・・。性格ですね。

透明になるまで、ゆっくりワインとバニラビーンズを含ませた紅玉のコンポート。
半分づつをそのままのせてオーブンへ。ひと味ちがう林檎のタルトに。
果肉は夢見るようにとろとろ。

引っ越しました。いまだ混沌としたキッチンで、どんどこ焼きはじめております。
胡桃とバニラビーンズのビスコッティ。ぴゅうぴゅう風が吹きわたる日は、熱々のチャイと御一緒に。