台風一過。
にもかかわらず、沢山のたくさんのお客さま。
お菓子が早々に旅立ってしまい。
空っぽのガラスドームを、じーっと覗く男の子。
ごめんなさいね。
好きになってくれて、ほんとうにありがとう。
また待ってるね。

熱気に吹かれ、言葉は遥か彼方。
ゆっくりと拾い集め、顔を上げれば長月。
風が、なんてすんなりと青いのかしら。