2010年も残り僅か。仕事納めを迎えた方も多いのでしょうね。
いちねんお疲れ様でした。
展示会はじめ、箱市などでお菓子をご購入下さいました皆様。
誠にありがとうございました。
本当に、みなさまあっての「まめすず」です。
しみじみと噛みしめつつ。

本日のきんつばは、ニッポンの外へ。海を渡り、遠い島まで。
きっと、空はぬけるように青いのでしょうね。
どうか、ひと時の安らぎとなりますように。
小豆たちに、言い聞かせ。

彼女曰く、
「包丁を入れるのが惜しくて眺めるうちに調理の機を逃し、
明日から海外へ行かねばならなくなったので後はよろしく」
と、私の掌に「ロマネスコ」を。おお。
これはカリフラワーの仲間。
さっ、と蒸すと美味しいのです。
しかし、見つめていると次第に視界はぐるぐる。
うーん。
フラクタル。

なんと、師走!
クリスマスのご注文や、年末年始のお菓子のご用意で、わたわたと時が過ぎてゆきます。
ありがとうございます。
本日は、ひたすらに金柑の種とり。
ナチュラルタイプのお菓子用には、米飴でことこと煮含めておき。
蜂蜜に浸しておくものや、ドライフルーツとあわせて刻むもの。
洗双糖をまぶしてセミドライに仕上げるものなど、数パターン。
えんえんと作業。
美味しさへの近道はないのですね。

本日は出張日。
宇治にあります三室戸保育園分園「さんりん舎」さんへ。
太陽がさんさんと注ぐ、まぶしい室内にびっくり。
こどもたちが、ファンキーに跳ねまわる伸びやかな空間に、わくわく。
えぜこさんの、見事なお弁当や珈琲とともに、お菓子も皆様のおなかのなか。
会もお開き、さて帰ろうと歩きだした背後から、「まめすずさーん」と子供の声。
「おかし、おいしかった。」と、そっと告げにきてくれました。
幼い彼女の、澄んだまなこ。
真っ直ぐな、まなざし。
思い返しながらてくてくと歩く。
これもまた、かけがえのない糧。