冴え冴えとした、いつかの朝。
ストックホルム。
てんこ盛り、という図は、どうしてこうも心浮き立つのでしょうか。
古今東西、静物画にも描かれておりますが。
飢えに怯える日々、「ああ、お腹いっぱいになりたいよ」と願いながら見つめていたのでありましょう。
一方で、「飽きるほど食らう」ことを戒める教義のお題。
古えの人の眼差しは、人間の根っこを捉えております。
いま生きている喜び、とあらわしても言い過ぎではない。
くれぐれも、豊かさという脆い幸福を、はき違えぬよう。