小粒のいちごを、ぽとんぽとんとおとしたタルト。じっくり火を通した果実はとろっとろ。
オーブンからも甘酸っぱい春の香り。
いつだって、たくさん詰めすぎて、フィリングがあふれる。

できました。
あらたなかたち。
はるなつあきふゆを眺めながら、ゆっくりと拵えてまいります。
まだ見ぬあなたにお会いできる場処になりますように。

本日は、お店の畳替え。えいやっ、とはがした下に50年前の新聞紙が。
今日しきつめた記事が日の目を見るときは、いったいどんな世界。

ふっさりと咲くのは、あせび。「馬酔木」とあらわす、万葉の植物。
しずかな古いまちによく似合う。
ちいさな鈴たちが風に揺れています。