きっと、わたしは「パティシエ」というほど大きなものではなく、単に「素材たちの取りまとめ役」
なのでしょう。
彼らの微かな声を聞き取り、相性を思い巡らし、出会いを整える、仲人のようなものかもしれません。
いつだって、どうかうまくいきますように…、仲良くなってくれますように…
と、祈るような心地でキッチンに立っています。
それが、「まめすず」の変わらない毎日でもあります。